みんなアホだね

Stereo Tokyoファンのブログ

EDM-9 Stereo Tokyo炎上マラソンについて

早いもので、「三浦菜々子マラソン大会」から1ヶ月が経ちました。「解散商法」「売名」と叩かれまくった本企画について、「記念日を大事にしよう」という硬派な精神で振り返ってみます。

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ステレオ公式およびメンバーのツイッターから、心臓に悪い告知が来たのは3月22日のことでした。27日の発表まで、パーリーピーポーたちは心安からぬ数日を過ごしたわけですが、私は「解散は無いし、メンバーの卒業もない」と推測していました。3月13日にStereoを知ったばかりの私でしたが、既にOTOTOYやALL ABOUTのインタビュー記事で水江文人プロデューサーの今後のビジョンを見ていたので、「このタイミングで、グループの勢いを削ぐ下手は打たないだろう」と思っていました。期待7割、不安3割くらいで3月27日を迎えさせていただきました。

それにしても、メンバーへの「大切なお知らせ」発表時の水江Pのノリノリ感は、何度見ても笑えます。

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▲CD1万枚について▼

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現在、たくさんのアイドルグループが存在しますが、CD1万枚を売れるグループはそんなにありません。参考リンク、去年のアイドルグループの初動セールスです。

nenekurei.hatenablog.jp

1万枚売るというのは、ファンが相当の枚数を複数買いしないと成り立ちません。しかし、水江さんはファンの複数買いによって成り立っているアイドルシーンについてシニカルな意見OTOTOYALL ABOUTでしています。「1万枚売れれば解散」というのは業界への痛快な風刺です。というわけで、4月17日のマラソンにはじまり、5月29日のリリースパーティーに至るまでの期間というのは、長いこと世間にアピールするためのキャンペーンなわけで、戦略として、非常に素晴らしいと思います。

 

▲マラソンについて▼

「1万枚なんて絶対売れない!よし!」と思っていた私にとって、「解散してしまうかもしれない」と心配だったのはマラソンでした。「どうすんの」と思っていた中で、「基本的に三浦さんが走るけど、メンバーも助けられる」というのがハッキリしてきたのが4月4日に公開されたOTOTOYのインタビューです。いくらか安心した私は、我が国の高校で挙行されている持久走大会およびマラソン大会で、女子は何キロ走るのか、硬派に調べたりしていましたが、追って4月11日OTOTOYで、「CD買えばヲタも走れるよ」と発表された時には、「よし!解散は無し!」と安心したと同時に、当日の炎上具合が気になったことでした。

 

▲炎上について▼

マラソン当日は当方は仕事であったため、仕事の合間にtwitterで状況を確認していました。スタート早々に、三浦菜々子さんのファンが代走しはじめたと知った時は、炎上を恐れてヤキモキしました。しかし、水江さんが炎上をむしろ歓迎していて、かつ「炎上慣れ」していることが分かってからは、楽しくツイートを拝見していました。「コンビニで買ったミミガーを食べてます」と、「岸森ちはなが睡魔と戦っています」には笑いが止まりませんでした。

炎上確信犯ぶりがすごい。

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▲企画自体の「おもしろさ」について▼

これにはファン(ヲタ・パリピ)の間でも賛否があるようですが、重要なのは、このマラソンを通して世間にStereo Tokyoを知ってもらえたということで、長時間におよんで注目を集めることができるマラソン生放送&生ツイートというのは大成功だったと思います。

あと、水江プロデューサーは、ファンをとても信頼してますね。「どうやったら企画をより盛り上げられるか、楽しいものにできるか」というパリピの創意工夫精神を知っているから、ファン参加型の楽しい企画が成り立ちました。黒ひげ危機一髪ゲームとか、OTOTOYのパロディツイッター「オトツイ」とか。この、運営・ファン一体で盛り上げていくStereo Tokyoの雰囲気は、とても好きです。

 

▲ミュージックビデオ「RUN」について▼

マラソンの様子がMVになるというのは、本当に驚きました。しかもその日のうちに!「仕事早い!」と喝采でした。

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マラソン映像をそのままMVに使用するという発想自体は、事務所の元先輩BiSの「hitoribochi」をヒントにしているのでしょう。

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水江さんは学生時代にBiSにもちょっとだけ関わっているようなので、その時の経験が生かされているんでしょうね。

そして、BiSといえば、OTOTOYとBiSとは結成当初から深い関係みたいだし、そのパイプがあるから、今OTOTOYでStereo Tokyoの連続企画を載せていただいているのでしょう。インタビュアーとして登場した南波一海さんは「ototoyアイドル研究室」でBiSと共演しているし、ビルボード平賀編集長もOTOTOYで何度かBiSにインタビューをしています。しかもBiSのマラソンでは、両氏ともちょっとだけ一緒に走っています。そういったご縁で、この二人がインタビュアーになってるんでしょうね。

これだけ持ってるコネクションを総動員しているというのは、今年にかける意気込みの凄さのあらわれですね。

唯一残念だったのは、三浦さんゴール直後からMV発表まで、公式ツイートが完全に途絶えてしまったことです。ちょくちょく燃料を投下してほしかったですね。

 

▲三浦菜々子さんについて▼

マラソン前日、「今週全然走っていない」とヘラヘラ笑っていたという三浦さん。しかし、実は内に闘志を隠すタイプでした。インターバルがあったとはいえ、合計20キロを激走する炎のランナーぶり。高校生女子が持久走大会で走る距離はせいぜい5キロくらいであり、大分高校でも14.6キロ、かの洛北高校でも15.2キロどまりです(※硬派な調査の結果)。もう褒めちぎりたいですね。

かつ、今回のマラソン企画の発端は、グループ脱退を考えていた三浦さんと、それに伴う他の4人へのヤサグレタ対応にあったことが明らかにされています。4月11日のOTOTOYでは、「生々しいLINEのやりとり」も公表されました。LINE公表による他人の反応が怖くて、三浦さんはツイッターをしばらく使用できなかったそうです(OTOTOY5月2日分)。そりゃそうでしょう、精神的に追い詰められてもおかしくありません。

そんな限界状況の中で20キロ走った三浦さんは偉いと思うし(注:貧困な語彙)、あと、信じて支えた4人も偉いです。この件についての西園寺さんのブログでの「人は失敗する生き物(`ovo´)♢キラキラ」というお赦しの御言葉には震えました。マジリスペクトです。

マラソン後の青山EDITION での会見はとても感動的です。

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▲まとめ▼

自分は長いことハロヲタをやっているので、この炎上マラソン企画で頭に去来するのは、かつてモーニング娘。冬の時代に、果敢に「ロンドンハーツ」の「格付けしあう女たち」に出演していった道重さゆみさんの、ありがたいお言葉です。

「嫌われても、それがきっかけでモーニング娘。を知ってもらえればいい」

今さら言うまでもなく、「嫌い」というのは「気になっている」ことの裏返しだし、それは「好き」に変わる可能性を持っています。知ってもらっていなければ何も始まりません。はじめの印象が悪くても、「なんだ、調べてみたらかわいいじゃん」とか、「曲はいいじゃん」とか印象が変わることはあります。

 

これからも活動を続けていくなかでは、ひどい中傷・悪口もあると思いますが、マラソン直後に三浦さんがブログで書いたように、

>StereoTokyoのことを知らない人の言葉より

>StereoTokyoのことを知ってくれてる人の言葉を信じる

この気持ちでやっていってください。

 

全力で。しかしあまり無理はせずにね。

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